これから家を建てる人は、いろんなことで迷っていることでしょう。それが楽しいんですけどね。
その中でも、床材は面積が大きく、常に体に触れる部分ですので、重要なポイントです。
そんな悩める人にはズバリ、「無垢の杉フローリング」をおススメします。
2014年に私が建てた家の床は、ほぼ全て無垢の杉フローリングにしました。そして今、杉にして良かったな、と改めて思います。
5年暮らして断言できる、無垢の杉フローリングの良かったこと、気を付けることをお伝えします。
1.杉は柔らかく暖かい
最も大きな特徴がコレです。本当に柔らかく、暖かいのです。
家を建てるまでの私にとって木の床は、学校の体育館のイメージしかなく、冬の固くて冷たい印象しかありませんでした。
しかし、木材には様々な種類があり、特徴があります。その中で杉は柔らかく、暖かいのが特徴なんです。
冬でもカーペットを敷かなくても暖かいです。
スリッパも必要なし。素足で歩くと本当に気持ちいいです。
2.杉は時間が経てば風合いが出る
新築時はピンクかかった白っぽい杉の色が、時間経過と共にあめ色になってきます。
だんだんと風合いが出てくるのです。
また、節目や年輪などの模様も非常に味があります。
目から癒されると共に、香りもいいんです。
ずっと生活していると気が付かないのですが、しばらく留守にして家に帰ってくると、家の中から木材の香りが漂ってくるのが分かります。

3.杉板は安い
無垢の木でフローリングするのは、他の方法に比べると値段が張ります。
でも、やっぱり木は良いですよ。見た目も、触れた感じも、香りも。
その中でも杉は安いほうですので、大面積の床でもそんなに負担にならないと思います。
我が家は、台所とトイレ、和室の押し入れ以外は、全て無垢の杉フローリングです。
こんなに良い杉が無垢のフローリングの中では安いほうなんて、素晴らしいですね。
まぁ、杉にもピンからキリまであるんでしょうけど。
ちなみに我が家は、和歌山の杉(紀州杉)を使っています。
気を付けること
最後に気を付けること、予め知っておきたいことです。
メリットにあったように杉は柔らかいのでキズがつきやすいです。我が家はキズだらけです。
住み始めた当初は無キズからスタートするので、新しく付けたキズが気になりますが、少し経ってキズが多くなってくると、ほとんど気にならなくなりました。キズも風合いに入ってきます。
床材を無垢の杉フローリングにした人の感想をネットなどで見ると、皆さん同じような感想をお持ちのようです。でも、神経質な人は止めたほうが良いかもしれません。キズの付きにくい床材にしたほうが良いかも。
あと、無垢の杉フローリングは水濡れ、液体状の汚れには注意が必要です。ですので、我が家はトイレと台所は水が跳ねるのでクッションフロア(塩ビシート)にしました。そのほうが清掃もしやすいですし。
まとめ
杉の魅力が分かっていただけましたでしょうか?
①柔らかくて、暖かい
②時間とともに風合いが出る、香りが良い
③無垢のフローリング床材の中で安い
①キズが付きやすい
②水濡れ、液状の汚れに注意
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